商品補足説明 |
- サペリ合板・虎目かえで合板以外は総てオ−ル単板ギタ−です。
- ハカランダ、ロ−ズは横綱の貫禄。糸杉はマシンガンの迫力。軽さに味のあるくるみ。
あれがこれに勝ると言うのではなく、それぞれ違った音色なのです。
- いずれも従来とは違った造りの音響増幅内部構造です。
- 軽いタッチで音の出る、そして、音質のあるギタ−をお届けします。
- 料金(円)にはライトケース、弦、便宅配料金が総て含まれています。
表面板について
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「松または杉単板」と書かれている場合の「松」は「ドイツ松」ではありません。
この場合、「松」か「杉」か指定することができます。特に指定が無い場合は松・杉係わらず在庫の中で最も良く鳴るギターをお送り致します。
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保管について
- 高温・多湿・直射日光を避けて保管してください。また、乾燥のし過ぎは割れます。
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ピストル塗装について
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セラック塗装の注意
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セラック塗装の音の抜けの良さは抜群です。
「スカ〜ン」と音が板にお構いなしに出るのに比べると、ピストル塗装は「モコモコ」した感じに聴こえるかもしれません。
が、扱いには少々気を使います。
セラックは汗などに溶けます。
なるべく汗が付かないように弾く事や、汗が付いたら早めに拭き取るよう心掛けて下さい。
汚れがひどい時には市販のポリッシュや木製家具用スプレー(但しアルコールは含んでいないものに限ります。セラックはアルコールに溶けます)などを付け、コットン等で優しく拭き取ります。(強く擦ると剥がれます。)
いずれにせよ、セラックは時と共に剥がれていったり、木の内部に染込んだりしていきます。セラックギターは数年〜数十年毎に工房で塗りなおしをします。
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左利きギターについて
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ギターは外見上、弦を除けば左右対称ですが、左利き用にはそれなりの作り方があります。
初心者には右利き用ギターに弦を逆さまに張るので十分でしょう。(サドルの向き・ナット溝の調整位は要るかもしれません)
ご希望の方には手工品に限り左利き用に作成出来ますが、料金は高くなります。
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フラメンコギターとクラシクギターの違い |
製法の違い:
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見かけ上ではゴルペ板が有るか無いか位ですが、製法上には違いがあります。
フラメンコギターは「音の持続(サスティン)」よりも「音の立ち上がりの速さ」が求められます。その為フラメンコギターは:
@表面・裏・側面板が薄めに出来ています。
A軽めに作られています。
(昔の「木製糸巻き」フラメンコギターを根強く愛用している方が居るのもこの為です。ご希望であれば手工品に限り木製糸巻きに付け替える事もできます。但しチューニングは狂いやすいですが・・)
調整・コンディションの違い:
- 強く弾いた時に多少ビビっても構わない位、弦高を低めに設定しています。
奏法の違い:
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ラスゲアードやゴルペ奏法は勿論ですが、単純な指弾き(アポヤンド・アルアイレ)での弦の当て方、逃がし方にもクラシクとは大きな隔たりがあります。
楽器などで一つの音を出したつもりでも必ずそこには倍音やソウ音が含まれます。
フラメンコの方は敢えてそれらの音を出す奏法を用いる傾向があります。
(例えば高音そのものよりも低音の中に含まれている高音を響かせる・・といったところでしょうか)
フラメンコギターでクラシク的な弾き方をされても本領発揮した音は出ません。
弦:
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クラシク用でもフラメンコ用でもお好みのもので構いません。
(フラメンコ用は立ち上がりを良くする為に高音弦に色素を混ぜているケースが多い)
弦のテンション:
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お好みのもので構いません。
ボディーの共鳴やサスティンが欲しければロー気味ですし、弦の瞬間の立ち上がりが欲しければハイ気味になります。
(これは強く引っ張ったゴムを弾くのと弱く引っ張ったゴムを弾くのに似ています。強く引っ張ったゴムは反応が早いですが、直に静止します。一方、弱く引っ張ったゴムは反応は鈍いものの、なかなか静止しません。)
表面板: 杉・松の音質・音色の違い:
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大雑把に言うと杉は円やかで甘い音色、松は繊細な音色。
見かけ上は杉は赤茶〜茶と濃いめで松は橙〜薄黄と薄めが多いです。
(着色しているケースもあるので一概には言えませんが)
裏・側板: シプレス(白)とローズ(黒)の違い:
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どちらがフラメンコに適していると一概には言えません。
ローズの方がサスティン(特に低音域)が長い傾向にあります。
良く言えば低音を響かせながら高音を重ねられる。悪く言えばもう消えて欲しいのにまだ残っている・・・曲想・形態によってどちらが適切なのか違うと言った方が良いでしょう。
(一般には伴奏にはシプレス、独奏にはローズですが、伴奏にローズを使う人も居れば独奏にシプレスを使う人も居ます。)
1本のフラメンコギターでクラシクも弾きたいのならローズフラメンコギターの方が良いでしょう。
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